2010 年 3 月の投稿一覧


「まちあるき」の朝

2010 年 3 月 29 日 | トピックス

26金曜、朝5時半起床、6時にお迎えしてもらいました。
東京から高浜町に入る日も朝5時半起床なんで、2日連チャンです。


この日の浜ひろいは、内浦地区の五色山公園のオートキャンプ場です。
到着すると、すでにおなじみの面々が頑張ってはります。
ゴミはあるわ、あるわ、10分もやってると身体がほてってきます。

ここの砂浜は、和田や高浜地区とは違い、黒っぽいのが特徴です。
その黒い砂に混じって、はっきりと目立つのが、
歯ブラシ、ガラス瓶、レトルトパック、ペットボトル、、といった
キャンプ場に馴染みのプラスチックゴミです。
おそらく漁業関連であろうロープの切れ端なども目立ちますが、
やはりポイ捨てが多いのが残念です。

六時半に近づくと、なんとなく集合し、ゴミの仕分けをして、
お互いのゴミの量をみて、負けた!とか思いつつ(俺だけ?)、挨拶を交わします。
この日は高浜に移り住まれて3ヶ月めの方が来て下さってました。
新しい仲間は、うれしいし、ありがたい。


やはりキレイになった浜はいいっすね。
睡眠時間を削られようとも、この清々しさにはかえられません。

この日、午前中は役場で打ち合せ、
午後からは、いよいよ初「まちあるき」です。
「まちあるき」って何? そのへんの話は、また明日!

道田 淳



和田、ふぐカニ、魚商

2010 年 3 月 28 日 | トピックス

年度末は、何かと忙しい。
請求書の整理、新規案件への対応、、、高浜町では報告書の提出と春に向けて打ち合せ。

25木曜昼に到着し、
若狭高浜駅隣接のコミュニティレストラン「コパン」で昼食。
ここは住民有志が、日替わりシェフをしているのですが、
この日はワイワイさん達(グループ名だったりもする)の
リッチな定食×二倍はあろうかというボリュームに大満足。
皆さん饒舌ではないけど、喜んで欲しいという想いはしっかり伝わってきます。

午後一は、
海水浴場100選にも選ばれた和田浜の方に移動し、
観光協会さんが企画に燃えてはる写真コンテストにアドバイス。
実施が決まれば、審査員の一人は、もはや高浜は心のふるさと・馬場さんです!

午後二は、
駅にもどり、若狭高浜観光協会
ふぐカニ料理組合の依頼でつくる手ぬぐいに関する打ち合せと情報交換。
図案製作は人気者:小倉充子(←ググってみてください)。
すでに図案の方向性も決まり、これから調整すれば、夏頃にはできそうです。
めちゃくちゃいいのができそうなので、お楽しみに。

午後三は、
役場二階の北会議室(もはやホームグラウンド)で諸々打ち合せ。
4月に奈良で実施される「平城遷都1300年祭」に高浜町も参加するのですが、
その際に、高浜町を宣伝するポスターの製作打ち合せ。
シンプルですが、素朴で素直な魅力に溢れた高浜がちゃんと伝わります。
とてもいいので、これもお楽しみに。近くなったら公開します!

ここで、夕方に今宵の宿「城山荘」にチェックイン。
ダッシュで青葉山が望める大浴場につかり、19時半に居酒屋「蔵」へ。

この日の午後四というか、夜一は、
魚商組合の会員さん達(魚の仲買さんが主の団体)と交流会。
白宣言の浸透がどうのこうのよりも、
海のある高浜町で海に関わる商売をされてる皆さんと
飲み食いしながら、意見交換ができるのは、とっても重要です。

高浜にきたら、もっと海の幸を食べたいと思うのが率直な気持ち。
しかし現状は、多くの宿で朝食では、
ハムエッグや納豆といった地域性・独自性のないメニューが多く出されます。
「さくら干し(鯵のみりん干し+白ごま)」がでるわけではなく、、
青の郷、ご自慢の根菜類がでるわけでもない、、
海が見えていても、一日の始まりから、海の香りはしてこないのが残念。
すぐに何をするというわけではないですが、やはり現状を知り、意見交換をし、
将来に向け、役割分担ができるようにしておくことは大切です。

しかし、この日は海が荒れていたので、お店に刺身がないらしく、
海鮮ものが一つもなく、串揚げ、フライ、ホルモン鍋、ピザと洋風づくし(笑)。
それでも生ビール、酎ハイ、お湯割りがガンガン運ばれて、
地元への熱い想いと、笑いが絶えない、楽しく有意義な時間でした。

終了23時半。帰りがけ、
「道田さん、明日は朝から早いですけど、よろしくお願いします!」と一言。
あぁ〜、明日は第四金曜、「浜ひろい」の日ではないか!
全くもって忘れていましたが、ちゃんと朝5時半に起きます!

道田 淳




日本の海岸環境を守る会

2010 年 3 月 20 日 | トピックス

昨日、金曜夜だというのに誘いも断わり、酒も飲まず、
東京・渋谷にあるパタゴニア・オーシャンにチャリで急行しました。

サーファーでもない私が、なぜパタゴニアのサーフィン専門店を訪れたのか?
それは楽しみにしていた講演のためです。(以下、パタゴニアHPより抜粋。)

『 Beachって ~coast environment~
スピーカー: 芝本 聖子 (日本の海岸環境を守る会・会長/KPS swimsuits代表)
3月19日(金) 20:30~ オーシャンストア (要予約:定員60名)

ある日サーフィンしに海へ出かけたら、前の日まであった砂浜がほとんどなくなっていた。代わりに立ち入り禁止の看板が立てかけられた。それをきっかけに砂浜の大切さに気付き、改めて海岸環境を考えていこうと活動を始めた。海岸線の総延長が世界第6位と言われる日本。日本の海岸線における環境や歴史を振り返り、Beachの役割などを含め、海岸環境の大切さを考えていきたい。また1年中海を肌で感じ、Beachを利用するサーファーから見た海の魅力や世界をお届けします。

スピーカー・プロフィール
日本の海岸環境を守る会・会長。スイムウエアーブランド「KPS」の代表を務める一方、環境問題に積極的に取り組む女性サーファー。日本の海岸環境を守る会のフィンランドロピー活動が日本の豊かな未来に果たしうる可能性は計り知れないという理由で「第5回なみある?SURFER’S AWARD 2007」を授賞。1977年生まれ、東京出身・千葉県在住。 』

その芝本さんの話を、多少の間違いには目をつむり、道田のダイジェスト版でどうぞ。

「 世界で海岸線の総延長が第6位と言われる日本の海岸環境にまつわる歴史から始めます。日本人の風景である「白砂青松」の海岸って、江戸時代に人間が防砂林、や防風林のために始めたことなんです。

でも、私たちの住んでいる千葉県の海岸では、ある日、サーフィンに行ったら、砂浜がごっそりと削られていて、危険!と立て看板がかかげられていました。その削られる砂浜を守る為に、松林のように自然の物ではなくて、巨大なコンクリート堤防がどんどんできています。この工事については地元と協議会がなかったので(おそるべし!公共工事)、10日間で3万6千名あまりの署名(もの凄い市民パワー!)を集め、提出し、以後の海岸線の保全やあり方について、協議会を設置てもらうことができました。雨がふり、川が増水すると海岸にゴミが漂着します。それも定期的にビーチクリーン(「浜ひろい」じゃなく、ここは横文字)をしています。

また子ども達に海と親しんでもらう為に、サーフィンのメッカ千葉県一宮町でキッズサーフコンテストを開催しました。採点を普段はお目にかかれないプロサーファーがしたり、安全性を伝える為の救急救命の講習も実施し、最後は全員でビーチクリーンをしました。コンテストの各部門での優勝賞品は、スバラシイ思い出をプレゼントしょう!ということで、協賛会社や雑誌社のタイアップをお願いし、子ども達とプロサーファーと一緒に新島にサーフトリップに行きました。新島ではサーフィンはもちろんですが、協同でキャンプ生活をし、交流を深めました。

また海への知識を深めてもらうために「浜辺の環境学校」もやりました。千葉県の太東ビーチに専門家を招き、2万年前の海底地形を砂浜に再現したり、貝殻を集めて大きな白い貝に小さな貝を貼付けて、貝殻図鑑を作ったりしました。 」

なんて話が90分ほど続き、
最後の方では活動に参加しているプロサーファーから、最近行って来たハワイと日本のサーフィン事情や海岸環境の違いなどの報告もありました。ハワイでも海岸の砂がごっそり海に持っていかれる風景が目につくそうです。

この日の収穫は、
活動内容もさることながら、途中で伝わってきた『大好きな海の為ために、楽しんでやっています』ということ。話下手だとか気にしてはりましたけど、そんなことはまったく気にならず、一番大切なことが十分に伝わってきました。

芝本さんのブログはこちら。
会のパンフレットも掲載しておきます。

話を聞く前には、

・今後、浜ひろいをさらに広げていくヒントはないか?
・海岸環境を盛り上げるにはどんな活動があるのだろうか?
・高浜の浜辺でよく見かけるサーファーと恊働できないか?

そんなヒントが見つかればとおもい参加したのですが、元気を分けてもらいました。
最後にご挨拶し、白本を手渡して、高浜白宣言を宣伝しときました。
そのうち、こういう仲間と恊働するとことを目指しましょう!
パタゴニア、芝本さん、ありがとうございました。

道田 淳

ちなみに、海岸線の総延長の第1位〜5位は、
カナダ、インドネシア、グリーンランド、ロシア、フィリピン、
そして日本(6位)、オーストラリア、、だそうです。

*やはり勢いづき帰りに酒を飲みました。



3月4日打ち上げ

2010 年 3 月 14 日 | トピックス

3月は、色々と重なることや急な依頼も飛び込み、どうしてもバタバタします。
3回ほど、宮下さんにブログ執筆を依頼しましたが、いかがでしたか?

なんだか白ブログを読んでくれはった人に
「たいへんやったですね。」、「頑張って下さい!」なんて言われるます(笑)。
皆、以前にも増し燃えてきましたので、引き続きご支援よろしくお願いします!

さて、3/4白宣言シンポジウム後の模様を少し。
22時くらいからの食事(打ち上げ?)となると、やはり大好きな「幸」です。

牛たんがジュウジュウいうてる横で、
焼きそばがジャ〜と香ばしい匂いをたててます。
お腹減ってるんで、鉄板の上を割り箸が飛び交ってます。

私が陣取っているテーブルは賑やか、ひたすら賑やか。

隣りの並河さんとこは、静かにじっくりと意見交換中。

カウンターでは、シンポジウムを聞きに来てくれはった
顔なじみの商工会青年部の皆さんが盛り上がってはりました。
今年は、商工会の皆さんを始め、多くの町民さんと接点を持ちたいです。

最後に、写真を撮りに来たシンポジウムの20歳の名司会者。
「今年、新成人の・・」なんて名セリフ残し、ちゃんと司会するなんて、えらい!
今年は、今までよりも、もっともっと若い世代を巻き込むなど
活躍してもらうんで、覚悟決めとけよ(笑)。

2010年3月4日は、内容の濃い、節目となる長い一日でした。
一日の最後に、町民、役場職員、外部ADと立場の違う各々が一緒に語り、
楽しく交流できたのは、まさにご褒美です。

次の来訪は、3/25〜27を予定しています。
いよいよ、取組みも次の段階に突入します。
町で見かけましたら、どうぞ声をかけて下さいまし。
どこか、ご一緒しましょう。

S 田 淳



3月4日の白クラブ – 3

2010 年 3 月 9 日 | トピックス

更新が0時を回ってしましたが、
いよいよ白宣言シンポジウムのレポートです!

午前中の準備を経て、
会場には高浜白宣言後に作られたツールや写真などが展示されました。

一年の取り組みを通じて、
気がつけば いろいろなツールが生み出されております。

プロカメラマンの馬場さんが撮影した、
美しい青葉山はどのツールにも映えます!

白本の上には、
2010年、新年の幕開けを記念して作られた白バッチの紅白バージョン。

漁火想の時に、浜に設けられた竹ベンチも。
こちらは、内浦地区の「竹竹クラブ」の皆さんの手によるもの。

19時30分の開演を前に、
会場には続々と町民のみなさんが来場されます。

いよいよ席にゆとりもなくなり、
先ほどの竹ベンチが活躍する事態になりました。

議会に続き、
本日2度目のプレゼンテーションのはじまりです。

道田さん、並河さんによる説明が終わると、
続いて高浜町長の野瀬さんによるコンパクトシティ構想についての説明です。

地方活性・再生に向けての町長のプレゼン。
こういった機会は、実は早々ないことですよね。

野瀬町長からのプレゼンが終わると、
白宣言シンポジウムの クライマックス。

野瀬町長、道田さん、並河さんによる、
パネルディスカッションです。

進行役は日村副町長。
この日、満を持しての登場です!ね。

前打ち合わせなしの、
副町長からの一筋縄ではいかない質問の数々に、
町長も、外部アドバイザーもやや苦悶の表情・・・?

とは言え、
考えを巡らせた、3人のパネリストの回答からは、
立場を超えて、高浜町の活性化を思う気持ちが、
少しでも伝わった のではないでしょうか。

わたくし個人としては、
副町長がどういった心持ちで、この高浜町の副町長という職に
就任したのかを知れたことが一つの収穫でしたが、
参加者の皆様はどのように感じ、何を得られましたでしょうか?

今回のシンポジウムは、
「高浜白宣言」後の取り組みについて、距離を感じて
おられるかもしれない高浜町の皆様との意見交換の場
としても企画されたわけですが、活発な意見交換という
わけにはいかなかったところが、主催者側も、参加者側も
心残りだったかもしれません。

また今後も高浜町で育ち、暮らしゆく皆様にとっての
町活性の取り組みにおいて、こういった機会や意見交換の
ためのフレームが用意されることになるかと思いますので、
ぜひ、ご活用頂ければと思います。

三夜に渡った、レポートもいよいよ終わりに近付いておりますが、
そういえば、パネルディスカッションの中で日村副町長から、
「高浜町についてのトリビアを教えて下さい!」という投げかけがありました。

道田さんは、高浜町歴25回!
並河さんは、10回以上!

ということで、流石に魅力をよくご存知です。

3人の回答を聞きながら、
トリビアというか、高浜歴の浅い自分ならではを考えてみました。

安土山から見ると、
夏場は特に賑わう海水浴場の向こうにそびえ立つ青葉山。

その山影がなんとも美しい青葉山ですが、
東舞鶴へと向かう電車の車窓から見ると、
シャープさが和らぎ、丸みを帯びた三連の山に見えます。

もしかして、
「山」という漢字のモデルとなった山は、
「青葉山」なのではないか!?などと勝手に思いを巡らせることに。

そんな風に思えるのも、
この高浜という町に芽生えた愛情と解釈して頂ければ幸いです。。。

なんだかんだと、
今宵のレポートが一番長くなってしまいましたが、
今回の議会説明と白宣言シンポジウムのレポートにお付き合い頂き、
ありがとうございました!

普段は、ウェブなどのメディアを絡めながら、
地元京都の地域活性に取り組んでおりますが、
今年は昨年以上にこの町にお邪魔させて頂き、
高浜町の活性にお力添えできればと思いますので、
どうぞ、よろしくお願い致します。

宮 下  直 樹



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