竹垣できました

カテゴリー: 名物つくりましょう

速報!ということで、
明晩か、週末に、、ことばを足しておきますので、
まずは写真をご覧下さいませ。

と、ブログもここからが本番。
ここ数年継続していた内浦地区での竹林整備に加え、
去年から高浜地区で竹垣を製作していましたが、
引き続き今年も竹垣ができましたのでご報告。

今年は、まちネットさん横、
ちゃんといいますと高浜まちづくりネットワークさんの事務所横です。
こちらは文化庁の登録有形文化財に指定された建物です。

今回は、新しい広場を形成するための竹垣ですが、
せっかくなので正面の左右の花壇もお色直ししました。
青竹が、歴史的建造物に似合っとります。

工期は3/5火〜7木。
私は一日遅れて6水より高浜入りしました。

今回は、基礎から作るものと、
既存のコンクリート塀に取付けるものの2タイプあります。
上の写真は基礎からつくる竹垣で、奥と手前を緩やかに繋ぐ「透かし垣」。

一方、こちらはコンクリート塀に取付けるタイプで、
竹の隙間も空けず、視線を通ず、庭では背景となる「遮蔽垣」です。

午後から、内浦地区まで竹林整備の現状が確認に行き(後日ブログで!)、
夜に戻ってきたところ、だいぶ進んできました!

たらふく栄養を付けた翌日は、朝から順調です。
上記は「すはま」と呼ばれる波に似せた竹垣を押さえる部材を取付中。
これをしてるということは、もう出来上がりです。

では、出来上がりをご覧下さい。

建物両脇の花壇、

建物とも、
ゆらゆらゆらめく入口の暖簾とも
ええコントラストを見せてくれてます。

今は植えたままやったパンジーだけでしたが、
この先、植え替えされるとのことでしたので楽しみです。

こちらあたらしくできた広場全景。
左手奥に透けてる『高浜垣』、右手に広場の背景となる『七年垣』が見えます。

ここでいきなり名称が登場したので、
少し説明させて頂きますと、今回の取り組みでは、
去年の製作した伝統的で大定番な建仁寺垣+御簾垣の組み合わせではなく、
竹垣が、高浜町で感心を持ってもらい、広まっていくことを願い、
高浜町にちなんだオリジナル竹垣を考え、つくることが目的でした。

まずは、透けている『高浜垣』、
ここを境に奥と手前をゆるやかに繋げる役割を持たせたかったので、
下から上へ、高浜町にある海、山、空、つまり、
寄せては返す波、力強い青葉山、たなびく雲を竹で表しています。

この向こうにドウダンツツジとか花が植わると一層映えそうですし、
お日様の力でできる影もいい感じです。

次に、こちらの『七年垣』、
高浜町には七年祭と呼ばれ愛される400年続くお祭りがあるのですが、
それが名は7年なのに、6年に一度開催されます。
しかも今年が開催年なのです。

そこからヒントを頂き、
孟宗竹の割竹5枚に、真竹の小丸竹を1本組み合わせて、
400年連綿と愛され続いている歴史を表してみました。

5枚+1本=6なのに7年垣、
なんて名称は高浜ででしかできませんし、
三木竹材店さんいわく、これはシンプルやけど、どこにもない!そうです。

竹林整備の出口戦略として、
大量に竹を消費する竹垣が普及すると、
入口としての竹林整備も、自然と整ってくるはずです。
その推進力の一つに、作りやすくてシンプルな七年垣が
少しでも貢献してくれるといいですね。

今回は個人的にも、より意匠的な高浜垣よりも、
作りやすくてシンプルな七年垣の方がしっくり来てます(笑)。

完成後は、
まちネットの皆さんと製作して下さった三木竹材店さんとパチり。

新しく生まれた広場は、
これから植栽されたり、イベントが開催されたり、、と
まちネットの皆さんの手により育てられ、活躍するはず。
高浜の皆さん、よろしくお願い致します!

P.S.
最後に、これはベンチでなく、車止めです。
駐車場としてではなく、まちの活力を生む広場として使って下さい(笑)。

道田 淳

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