おうち雛のもてなし その1

カテゴリー: まちづくり

のかたです。
4度目の高浜です。
白Tシャツ持参ながらも、
ひとりではさすがに着るのをためらいまして。

今回は雑誌のロケハンで参りました。
来春「高浜のひなまつり」を全国誌でご紹介します。
打ち合わせ含め、仲野さんと関係者さん宅をまわったのですが、
地元の方とこんなにお話が出来たのは正直はじめてでした。
みなさんが大切にされている、ひなまつりのイベント。
こちらも大事に取材を進めていきたいと思います。

ひなまつりのイベントは今では全国で行われていますが、
例えば岡山の倉敷、大分の日田、長野県須坂市など、
高浜のそれは他では見られないアットホームな雰囲気があります。

なんといっても、
商店や民家の軒先で各家ご自慢のおひなさまを飾るスタイル。
ふつうは歴史的建造物や公民館などに
おひなさまが集められ公開されるのですが、
高浜では地元と旅人との“ふれあい”を大切にするために、
「おうち雛のもてなし」が行われています。

はじまったのは平成17年2月15日。
本町通りの釣具店(当時)本庄厚さんの呼びかけで、
商店街16軒のおひなさまが公開されました。
目的は商店街の活性化、世代のつながり、人形への思いやり、など。
本庄さんが木製のひな人形(上の写真)を作ったり、
また周囲の協力もあり、イベントは無事に開催されました。
その後、第二回、第三回と回を重ねるうちに、
高浜のひなまつりは盛り上がりを見せ始めました。

しかし本庄厚さんは平成20年、
第4回と時期を同じくして、永眠されました。
その志を変わることなく受け継がれているのが、
奥様の本庄洋子さんとハマセ酒店のご主人、浜瀬昇三さんです。

平成22年の第6回開催では、
町内80軒を超えるひな飾りの参加がありました。

来年度も同時期(2月中旬〜3月3日)にひなまつりが行われます。

たくさんの方に、町の取り組みを知ってもらえるよう、
聞き書きの旅人は、
丁寧に取材をすすめていきたいと思います。

のかたあきこ

Back to top