土佐清水へ(1)

カテゴリー: 名物つくりましょう

先週は、高知県土佐清水市にある第三セクターの
土佐清水元気プロジェクト」さんに行って参りました!

土佐清水市は高知県の南西部に位置し、高知空港から車で約3時間半かかる足摺岬と漁港で有名なところです。目的は、工場見学&たかはま鮨をお土産商品化するにあたっての試作&試食。現地で、「たかはま鮨ブランド化推進協議会」のメンバーの皆さんと合流!

東京からは、飛行機+高知空港からレンタカーを使って合計5時間くらいだったのですが、高浜町からは車で8時間!かかったそうです。おつかれさまです~!!

まずは、
元気プロジェクトさんの手がけていらっしゃる商品や成り立ち、今後の展望などもお伺いしました。

主力商品は、
土佐の清水さば漁師漬けセット」で、今年はKIRINのキャンペーン商品に選ばれたり、三越のお歳暮商品になったりしたんだそう。翌日のお昼に少しいただきましたが、特殊な冷凍技術を使っていることもあり、フレッシュさが保たれてとても美味しかったです。

今年三年目となる、土佐清水元気プロジェクトさん。
今ではいろんな売れ筋商品があって、業務用として全国のレストランやホテル、飲食店でお取引があるそうですが、最初は地元の野菜や魚をどのように商品化し ていくか、、何度も試作し、試行錯誤しながら200~300種類以上の試作品を作って、今の商品群をそろえていったんだとか。。みなさん明るくお話してくださいますが、そこには大変な苦労があったんだろうなーと推察されます!でもいいものができるまでやり続ける!という力強さやパワーをたくさんいただき、その姿勢自体が勉強になると同時に、私たちも頑張らなくてはと思いました。

お話の後は、早速工場視察へ!

衛生服を着て、マスク・帽子をつけ、手洗い、アルコール消毒、エアシャワー、長靴の消毒と、衛生面を完璧にして、工場内に入ります。
(笑顔で写真に写る高浜町の旅館の女将さんたち)

こちらは、魚をさばくところ。
朝のうちに水揚げされた魚は午前中のうちにここで捌かれるとのことで、私たちが伺った午後には、こんなきれいな状態でした。

こちらはレトルト殺菌する機械です。
(案内してくださったのは、元気プロジェクトの商品開発課長の池さん)

100パックを同時に高圧殺菌できるそうです。
レトルトをかけると、当然ながら食感や味が変わってしまうものなのですが
そのあたりを考慮したうえで着地点を見つけて、商品化していきます。

それではここからは、たかはま鮨の試作の様子です。
まずは焼き鯖作り。-40℃で急速冷凍して保存してあったゴマサバをコンべクションオーブンで焼き、、

焼きあがった鯖の皮をはいで、丁寧に手でほぐしていきます。

フレーク状にした焼き鯖を調味料で炒り付けます。

出来上がり!

この焼き鯖に加えて、たかはま鮨の具となる人参、干しシイタケ、かんぴょう、酢レンコンの分量をそれぞれキッチリ量って、レトルトの袋に手作業で入れていきます。

鯖の分量を変えたもの、鯖入りで野菜のみ入れたもの、出汁を変えたもの、、、と数種類を数パックずつ作り

パウチします。

パウチされたものを、先ほどのレトルト殺菌する機械にかけてできあがり!
結果はいかに?! 試食会は翌日のランチです。

そして、
こちらはこの日の夕食の一部。土佐清水自慢のお魚たち~

ここでしか食べられないという、
ハガツオに清水鯖、ボッポ貝にイセギ、ヒラなど食べたことがないお魚ばかり!
特に新鮮な清水鯖のお刺身がおいしくって、モリモリいただいちゃいました^^;
日本海側のお魚とも違って、高浜町の方々も興味津津でした。

焼き鯖寿司

鯖だけ焼くのではなくごはんごと焼かれてました。

メジカ(宗田ガツオ)

お酒のおつまみに最高!
清水港で獲れる新鮮海の幸がどれもこれもおいしくって食べ過ぎました・・・。
そして地元の方はめっぽうお酒が強い!
土佐清水市長ともご一緒させていただきましたが、
74歳とは思えない飲みっぷりにオドロキました。。
(しかもお強い。。)

おいしいものをたっぷり食べ、おいしいお酒を飲みながら、高浜町と土佐清水との人的交流をはかりつつ、、夜は更けていくのでした。

つづく・・・

大久保 郁織

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