2011 年 9 月の投稿一覧


和田路地祭

2011 年 9 月 25 日 | トピックス

9月18日、和田路地祭に取材に来ました。

久しぶりの高浜町。
でも、いろんな方が暖かく迎えてくれて、
ふるさとに帰ってきたみたいな気分でした。

今回の目的は、
雑誌のソトコト(エコ系の雑誌のオピニオンです)の取材でした。

実は、和田路地祭のメインイベントとして開かれる、
「隣人祭り」を、日本に最初に持ち込んだのも、雑誌のソトコト。

元々は、フランスで、地域のコミュニティの絆をもういちどつなぐために、
街角に食卓を出して、地域のみんなでいっしょに食事をとる、というのが
隣人祭りのはじまりだったらしいです。

高浜版、隣人祭りは、どんな雰囲気なのか?!

今年は、昨年よりも、規模が拡大したようで、
昼間から、和田の路地のあちこちでいろんなイベントが開かれています。

ギャラリーがあったり、出店になっていたり。

ポイントは、どこも、民家を舞台にしている、というところ。

なかには、本格的なリノベーションをしている民家もあれば、
そのまんま、居間の一角をギャラリーにしちゃっているところも。
(そのゆるさも、またいい感じ)

夕方18時ぐらいになると、そろそろ、夜のメインイベント、
隣人祭り「長街宴」の準備がはじまります。

60mに及ぶ長い長いテーブルが、小道に設置され、
あちらこちらから、食べ物を手に、町の人たちがぶらりと現れます。

お惣菜や、高浜名物のちらしずし、おかし、野菜、食べ物がぞくぞくと!

高浜町の夏の祭り、漁火想でも使ったキャンドルに火が灯り、
いよいよ、隣人祭り「長街宴」のはじまりです。

同じ食卓を囲むって、やっぱり、いい!

子どもがお箸を持ってきてくれたり、
僕が炊いた土鍋ご飯をみんなでよそって食べたり・・・。

ひとつの食卓を囲むことで、気張らずに、いっしょにいられる。

おいしいものが食べられるとなれば、
みんな参加したくなりますもんね。

高浜町は不思議な町で、
いつのまにか、こんなに懐かして新しい、
これからのまちづくりの試みが進んでいたりする。

和田路地祭の様子は、
11月頭発売のソトコトに載る予定です。

お楽しみにー!

並河 進



孟宗竹、第二世代 

2011 年 9 月 16 日 | 名物つくりましょう

本日、といいながら1ヶ月放ったらかし。。

今年も内浦地区・鎌倉にて、
孟宗竹の竹林整備&切り出しを皆さんとやりました!
やってることはそんなに変わらないけど、継続は力なり!

去年の竹林整備はこんな感じでした。
火あぶりって何?ちょっと復習してみましょう。

夏の時期は、孟宗竹の切り出しの季節です。
今年も去年と同じ、内浦地区の鎌倉にあるモデル竹林に集合しました。
竹竹クラブの皆さん、
町役場と県庁からも!担当部署の方、
京都の三木竹材店の皆さん、
それに、ついこの前20歳になったばかりの若もんが来てくれました。
(Q.さて、若もんは写真のどこにいるでしょう?)

久しぶりに来たら、やはり荒れてました。。
しかし、皆さん1年分といはいえ、キャリアを積んで来ているので、
搬出のための道を残し、その道を塞いでいる枯れ竹を伐採するなど、
何もいわないでも、作業が進み、呼吸が合ってます。

「竹は上からノコで切っていくと、
 じきに重みで刃が挟まれて、動かなくなるんで、
 下を支えてやらんとアカンよ…」
なんて、初参加の人も丁寧に教えてもらってます。

しぁあない。周囲にこれだけ竹林があっても、
本格的な伐採をする経験なんて、まずないですから。

三木竹材店コンビが、立派な竹を切り出してますね。
その手前にある、倒したり伐採した竹は、場所場所で集めておきます。

その時に注意すべきこと2つ。
1つは、竹は同じ方向に重ねておかないと滑って危ない。
2つめ、できるだけ竹が地面に接するように積んでおかないと
    腐さって、土に還っていかない。

1時間ほど作業をしたら汗だく。
この日は東京駅で買って来た東京バナナ・キャラメル味を
皆さんとつまみながら、わいわい意見交換。

さてエネルギーも補充し再開!

三木竹材店の番頭さんが、
半月鎌をテンポよく操りながら、枝をキレイに落としていく様に
今年も見とれてしまいました。

あっという間に、枝の小山ができます。
これも同じ竹のものを一カ所に集めておくと、そのうち葉が落ちて、
立派な竹垣の材料になります。捨てるとこないですね。

暗かった竹林にも、ほどよい日差しが差し込んできました!

A.初参加の若もんです。

ノコギリ片手に、次の作業をどうするか悩んでいるようでしたが(笑)、
地域のために未知の活動に参加しようと飛び込んだこと、それが素晴らしい。
若い、というだけで、それは一つの特権です、がんばれよ〜

いってこい孟宗竹!
京都で火あぶりされて、立派な材料になって戻ってこいよ。
まるで鮭のようだ(涙)。

でも今年は去年に比べると太い竹が減りました。
来年は、去年、今年と整備したエリアの竹の成長を見守りつつ、
来年は、もっと奥の方まで伐採整備していかないとあきません。

トラックのすぐ横にあるのは、
左の白い札は許可証。右の黒い檻は猪の捕獲用です。
この地区の鳥獣被害は深刻です。

3時間弱の作業を終えて、公民館に戻ってきました。
左の2本は、去年伐採し、火あぶりした高浜産の白竹。
右の1本は、火あぶり済みの胡麻竹で、
胡麻竹の作り方を説明するために三木さんに持参してもらいました。

湯抜きの白竹にはない、火あぶり特有の艶。
少しづつ白竹を貯めていって、、
町家改修なんかに使いたい、新しい土産ものを作りたい。
・・・・・・夢はふくらみます。

皆で汗流し、同じ作業をやり遂げたあとの喜び。
やってると、儲かるんですか?と質問されますが、
なんでも最初から儲かるもんはないはず。

まだまだ最初の2歩くらいですが、
継続して取り組んでいきたい、皆、そう思っています。

*年末にも伐採をし、竹垣を製作しようと計画中です。
 興味津々の方、ぜひご参加ください。

道田 淳



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