2010 年 6 月の投稿一覧


多比鮓 ふたたび…

2010 年 6 月 30 日 | 名物つくりましょう

6/28月曜、
若狭たかはま鮨ブランド協議会の皆さんと
多比鮓(鯛のなれすし)を目指し、試作品づくりの漬込みをしてきました。

「たかはま鮨」も「多比鮓」もなんのことか、よくわかんない、という方は、
上記をクリックしてみて下さい。詳しく載ってますよ。

もし多比鮓の商品化ができれば、
どこにもない!高浜町の特産品になります。

前回、味見をしましたが、とても美味しく、
高級珍味になりそうな予感がしました。

しかも1300年前木簡のお墨付きですから、
再現しないともったいない。
この日は、その第一歩です。

1300年前の味の再現!を手伝って下さるのは
頼りになる食の助っ人!
グロッシーの大久保郁織さんとテーブルオーシャンの松村佳子さんです。

松村さん、炊きあがったご飯に麹を混ぜてはります。
続いて、塩、唐辛子なども入れていきます。

この日は、事前に塩で締めといた天然と養殖の鯛を用意しました。
天然ものと養殖ものは見た目から全然違いますけど、
味はどのくらい異なるのか、実験するために別々に樽に漬け込みます。
参加された皆さん、楽しそうでしたよ。

こんなんで美味しくなるのか?
それがなりますねん。

先ほどつくった麹に鯛を漬込み、
それを抗菌作用のある笹で丁寧に包みます。

これから暑くなるので、今回は冷蔵庫に保管し、様子を見ることにしました。
今回データが取れ、色々とやり方がわかれば、次はさらに商品化に繋がるはず。
その時はポリではなくて、雰囲気も一流に木樽を用意してみたいです。

これからは途中、様子を見つつも、じっと我慢。。。数ヶ月先に期待しましょう。

さて漬込み自体は、サクっと終わり、後半からは
大久保さんと松村さんからのご提案で、お酢の講習会を実施ししました。
美味しい「たかはま鮨」をもっと美味しくしていくための勉強会です。

具材と調理法にどんなお酢をどう合わせていくのか?
わかっているようで、よくわかっていない、目から鱗の勉強会の始まり。

・・・その様子は大久保さんがレポートしてくれはるので、お楽しみに!

道田 淳



まち写真 馬居寺

2010 年 6 月 28 日 | スナップショット

初の高浜町からのブログアップ!
Pocket-WiFiを手に入れたので、高浜町でもネットがサク…サク…軽快…です。
さて前回の和田につづき、馬場さんが見た馬居寺の風景をご覧下さい。

次はどちらに伺いましょう。
右か、、、それとも来た道を戻るか。
お楽しみに。

道田 淳



記念すべき夜。

2010 年 6 月 24 日 | まちづくり

6月15日の夜。
ペンションくらはしにて、
「青の里地球まるごと会議」のメンバーが集まりました。

「青の里地球まるごと会議」は、
高浜町の人と人のきずなを広げながら、
青葉山や美しい浜を守り、
受け継いでいくことを目指し、生まれた団体です。

今日が、記念すべき、その最初のミーティングになりました。

はじめて会う人も多いですが、これも何かの「縁」ですね。

ここで唐突ですが、
また役場のメンバーのご紹介。

河合さんです。

まちづくり課です。
いつも難しい顔をしているので、笑顔を撮りたくて、
がんばってみました。

「青の里地球まるごと会議」のサポートをしています。
基本、無口です。
遠くで、見守っている、不器用な兄貴な感じです。

そして、、、

ほんとうに、びっくりするくらい
純粋に町のことを思っています。

つぎは・・・

野村さんです。

野村さんは、
クールなブレーン的存在として、
見られていると思うんですが、
実は、クールじゃなくて、
シャイなだけだ、ということに
最近、気づきました。

ほんとうにこの町は、
みんなピュアで、いい人で、それでもって不器用で、
うおーっ!どうなってんじゃこの町はー!
と思います。

そして、ミーティングの後は、
おいしい鹿肉カレーをいただきました。

つくってくれたのは、寺井さん。

「地球まるごと、いただきます!」という挨拶も
素敵でした。

地球まるごと会議の輪が、もっともっと広がっていくといいなと思います。

コピーライター 並河進



コンパクトシティ構想のお手伝い。

2010 年 6 月 23 日 | まちづくり

6月15日。
先月5月27日に開催した、
コンパクトシティ構想のワークショップを受けての
会議を行いました。

高浜町役場の会議室にて。

みんな真剣です。

まんなかで、汗を拭いているのが、
役場の政策推進室の金森さん。
会議を、びしびし仕切っています。

同じく制作推進室の奥野さん。
バングラディッシュで青年海外協力隊にいた後、
地元高浜に戻ってきました。

「一度、町の外に出ると、町の良さがすごく見えてきたんです」
奥野さんがよく言う言葉。
高浜町のことが大好きなんだな、と思います。

※突然ですが、今回のブログでは、
いつもお世話になっている、
役場のみなさんを紹介していきます。

ワークショップで出た
町の人のうれしい意見も、きびしい意見も、
役場のみなさんで共有しています。

僕の役割は、アドバイザー。簡単にいえば、お手伝い役です。

たぶん、まだ、
コンパクトシティ構想といっても、
?????という町の人がほとんどだと思います。

ちょっとでも、
「私のこと」として、
さらに一歩踏み込んで
「私に何ができるんだろう?」と
わくわくしながら考えていただけるようになる、
そういうお手伝いをしていけたらいいな、と思います。

コピーライター 並河進



竹づきあい 後半

2010 年 6 月 22 日 | 名物つくりましょう

真竹は、主に工芸品の材料となります。
孟宗竹は、主に食用の他、太い竹が多いので夏イベントのベンチなどに使います。

高浜町では、
各々の竹の性質を見極めて、各々のモデル竹林を設ける予定です。
モデル竹林に、集中的にエネルギーを投入すれば、一つの見本ができます。
それに習って、竹林整備事業を大きくしていきたいと考えています。

また竹だけではなく、
山に入る活動の中で、今までは見向きもしなかったものに焦点を当てることで、
少しでも収入を上げ、事業に関わる皆さんをサポートしようと思っています。

ということで、
クロモジを探しに山をぐるぐる巡り始めました。

クロモジは、
黒文字垣や楊枝(今や高級品ですが)の材料として、また草木染めなどもできます。
しかし、ちょこっと生えているものの、群生しているとこがありませんでした。
植えた方が早いかもしれませんが、今後も探していきたいと思います。
山には、こんな、お金になる草木が沢山あるのです。

次は、孟宗竹の竹林を選定しに、あちこち移動。
やっと、規模もそこそこあり、搬出もしやすそうな竹林にあたりました。

竹も整備してもらいたくて、きっとうずうずしているはず。
(散髪したくてしょうがない俺のような気持ち?)

竹は、本体だけではなく、枝も利用価値があり、お金になります。
枝を刈り取り、本数をまとめれば、京都などでは高級な枝穂垣になります。

京都特有の半月鎌を取り出し、見事な枝うちを披露する三木さん。
しゃべくりも一流なので、ときどき職人であることを忘れそうになります(笑)。

孟宗竹の整備は、今後も継続して取組んでいきたいと思います。
次は、盆明けの平日を予定していますので、興味ある方、ご参加を!

ここで永野さん宅に移動。
写真にある茶色く汚い竹を品定めに入ります。

汚い竹ではない!これは煤竹です。
古民家の屋根裏などに使われていた竹が、
何十年、百年、、と囲炉裡の煙で燻されて、できた今や貴重な竹です。
細かったり割れてるのも多くありましたが、お宝に変わりはありません。

真剣なまなざしで、煤竹を選り分中。

一時間はかかったでしょうか。
その合間に、永野さんから自家製の天然蜂蜜を頂きました。

これ、さらっとした触感に上品な花の香りがのり、美味しすぎる。
欲しい方、たまに「きなーれ」に売っていますよ。

三木さん、お疲れさん!
文字通り、ススだらけになりながら、無事トラックに積み込みました。
京都に持ち帰り、洗い、火あぶりし(これもです!)、選り分けるそうです。

永野さん、馬場さん、金森さん、永登さん、奥野さん、
長い一日でしたが、ご苦労様でした!

高浜の皆さん、
高浜の古い民家で眠っていたスス竹が、
どこかの文化材で使われることがあるかもしれません。

若い竹を育てるために竹林を整備していくことも大切ですが、
スス竹のように、引き取り手のある貴重な材料が
高浜町の民家には眠っていることも、憶えていてもらえると嬉しいです。

竹とは、
切ったばかりの瑞々しい青竹、
火あぶりし、手をかけた白竹、
長い時間を味方に付けた煤竹、、と、いろんなおつき合いができます。
高浜町の山林が竹でぼうぼうになる前に、
ぜひ、「竹を資材から資産に」変えていきましょう!(by 三木さんの受け売り)

次回の竹づきあい(竹林整備)は盆明けを予定しています。
楽しんだあとは、懇親会も、いっしょに参加しませんか?

道田 淳



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