高浜「御迎花」事変 その2

カテゴリー: 名物つくりましょう

昨日に続いてのブログを始めさせていただきます!

会場の外からブルーシートにくるんで、
大事に運び込まれた松。

ここからが装花のスタートです!

まずは、花器をセッティングして、
土台の基本の位置を決めることから始まります。

続いては、松の正面を見極め、
花器にいけ込み、固定です。

言葉で書くと簡単に聞こえるかもしれませんが、
これが大変な重労働!!

座しての生け花でもない限り、
装花というのはハッキリ言って自然との格闘の末の副産物のようにも思えます。

日本海の荒波とともに押し寄せる風になびき、
なで付けたように癖のある松の枝がなんとも凛々しく見えてきました!

外での剪定の際に、
切除せざるをえなかった大振りの枝を再度固定する作業などは、
見たことのない人にとっては、まさに事変です!

松の配置が決まったところで、
京都から仕入れてきた枝物のいけ込みがはじまりました。

草木は水をしっかりと吸い上げないと、
例え一日二日のことであってもしなびてしまうので、
水を吸い上げやすくするために 切り口に一工夫を施します。

黙々と作業に没頭する plantica の面々。

20Lは入ろうかという花器に、
ひたすら水を注ぎ込むことも仕事です。

さてさて、そんなこんなで、
時刻は四時半を過ぎましたでしょうか?

ついに、もう一つのメイン花材が到着しました!!

「松」に続き、高浜町から切り出された「竹」が会場入りです。
その長さ、ゆうに7mはあろうかというところ。

三木竹さんは、一人でも悠々と運ぶそうな。。。
男前すぎます!!

竹をみながらひと思案のplantica。

金森さん、道田さんも見守る中、
つぎつぎと竹をいけこみはじめました。

この時も裏側では竹と竹をしっかりと固定します。

微妙な位置調整をしながらの作業が、
休むまもなく続けられていくわけです。。。

その横では、三木竹さんが何やら打ち合わせ中の様子。

何やら竹を切りながらの工作がはじまりました。

しばらくして様子をうかがうと、
おっと、これはのぼり用の竿ではないですか!

職人はその場にある材料と道具で、
なんでも生み出していくものだということを、改めて教えてくださいました。

完成した姿はこのような凛々しいお姿に。。。
型染ののぼりが青い竹に映えますね!!

planticaに三木竹さんと、
その道のプロが現場で活躍するにつけ、

さすがの道田さんも、今日ばかりは小さく感じられる!?でしょうか(笑)

竿をつくり終えた三木竹さん、
今度は装花用の割竹を用意しはじめました。

東京のアーティストと京都の竹のプロの合同制作!!
それが高浜町で繰り広げられるところが、もう、あれですよ。あれ。

言いません!!が、つまり事変ってことですね。

そんなことを言ってる間に、割竹をつかった、
大胆な表現がはじまりました。

このあたりになって、
この場のだれもが気付き始めます。

あれ、当初のプランより、かなり大きくなってないか!?
ということに。。。

竹ならではのしなやかさでもって空間に自由に踊り出す、
三木竹さんが丁寧に仕上げてくださった割竹が、本当に生き生きしてます。

ここで、三木竹さんはタイムアウト。
完成をみることができなかったのですが、
せっかくなので記念撮影です。

あれ?ちょっと硬すぎないですか!?

ってことで、take2 !!

みなさん、ほどよく壊れてきた感じのする、
素敵な一枚になりました!三木竹さん、お疲れさまでございました!!

さあ、いよいよ仕上げです!!

全体の調子をみながら、
3人が造作に彩りを加えていきます。

そしてついに、完成!!

作品を前に、3人で記念撮影。

東京のやんちゃな3人がたまたま通りがかったような、
この光景、、、

この3人がつくるからこそ作品たりえるのだろうなと、
シャッター切りながら、改めて感じたのでした。

さて、いよいよ御迎花の公開です!

次回は会場の雰囲気も交えて、ご紹介致します♪

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