二条城 入場

カテゴリー: トピックス

21日曜15時半ころに、二条城に到着。

二条城に来るなんて、20年ぶりか?、ホンマに久しぶりです。

お城は、スケールがデカくて、のびのびとしててイイ!まさに非日常。

今は京都市の管理なので、とりあえず維持しています、という感じですが、

実際に使われていた時代の雰囲気を少しでも感じれるよう、

緊張感が漂よう様にして欲しいですね。

さて、

「うちがやったんは、ここからここまでです」と案内地図上を指し示めすと、

こっからここまでて、全部やないかい!とツッコミを入れたくなります。

驚くなかれ、30年ぶりの竹垣改修だったそうです。

もっとマメにやらないとあきませんね。

二の丸から本丸までの間にある建仁寺垣(竹垣の種類)は全て三木さんとこの施工です。

写真でいうと、

写真中央に見えている門から奥(北側)が1年前にできた建仁寺垣。

門から手前(南側)が去年にできた建仁寺垣、

それよりさらに手前(南側)、写真の右手に先月できたとこの建仁寺垣があり、

計3回に分けて施工されているので、経年変化がよくわかります。

1年前にできた建仁寺垣です。

ビシッ!と気持ちよく延びています。

もう薄茶色になっていますが、この竹垣には西日が、もろに当たるので、

紫外線による劣化が早いようです。

門から手前(南側)が去年の施工分です。

竹が青みも色が抜けきる途中でマダラですが、これはこれで中々見れず趣きがあります。

ちょうど境目部分を見ると違いがよくわかります。

観光客は皆さん、本丸へと急ぎますから、竹垣など見たりはしません。

その中で、ただひたすらに竹垣を凝視する私たちは、少し注目の的でした(笑)。

私が普段見慣れてる建仁寺垣とは、寸法が違う様に感じたので、聞いてみたところ、

やはりこのスケール感に合わせて、部材寸法を大きくしているそうです。

去年完成分と先月完成分の境目辺りです。

水に強い桧丸太(ひのきまるた)を柱にし、天地両端部を銅板巻きで保護しています。

これがさらに南側の先月完成分です。

青竹のこの青みは、ほんの少しの間しか味わえませんが、初々しく大好きです。

眺めているだけで清涼感満点です。

普段、竹垣なんて、ちゃんと見たこともなく、考えたこともなくても、

眼の前にこれだけ立派な竹垣があれば、自然と話に花が咲きます。

皆さんと南端まで歩いていき、そこで様々な質問をし、盛り上がりました。

いつの日か、内浦地区をはじめ、高浜から取れた良質の竹材が、

京都の重要文化財、ならびに国宝などに使用される日が来るかもしれません。

現在は夏のイベント時に利用し始めただけで精一杯ですが、

今年もアドバイスをもらいながら、やれる範囲で作り続け、ノウハウを吸収し、

いつの日にか、高浜町でも京都ででも、気持ちよく高浜の竹を使い、

その前で、記念撮影をしたいですね。

材料として出荷、箸などの工芸品、イベントや建築関係での材料、

この使い道の3本柱を意識していけば、

入口(竹やぶ整備)と出口(目的と収入)がまわり始め、継続できそうです。

見学に来て下さった方々はもちろん、新人さんや若い世代の参加をお待ちしてます。

三木竹材店の皆さま、長い一日、本当にありがとうございました!!

道田 淳

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