竹しごと 体験

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さて引き続き、三木竹材店見学、第二弾です。

火あぶり見学をしたあとは、ありとあらゆる銘竹が並ぶ、倉庫に移動。
私はこの倉庫には何度か入ったことがありますが、
来る度に、普段なら「竹」をひとくくりでまとめてしまってるものに
これだけのバリエーションがあることを再認識させられます。

それに何より、背筋がピン!として気持ちがいいです。
見学してる皆さんも、
真っすぐで立派な竹やな、、おいこんな値段してるで!、、
とかいいながら、興味津々で説明に聞き入ってはりました。

この日はてんこ盛りのスケジュールなので、説明もそこそこに、
この場で配達してもらったお寿司を頂き、早速、体験作業にうつります。

お題は、 お箸削り、 茶杓削り、 籠あみの3つから選べます。
希望は、お箸削りが多く、次に籠あみ、茶杓削りの順で分かれて座ります。
材料は、全て先ほど見学した白竹が材料です、こりゃ贅沢!

籠あみ希望の私は、事前に作っておいてくれはったこの状態から、
霧吹きを使って水で濡らしながら、編み始めます。

こんな編み方、だれが考えたんでしょうね、ホンマに偉い。
途中で、写真のように洗濯バサミで押さえながら、次の工程にうつります。
奥で「難しいな〜、あれ?あれ?」と言いつつ、箸を削ってる人が(笑)。

私の籠はだいぶ、それらしくなってきました。
箸づくりは、昔、白竹の端材をもらった家でやったことがあるんですけど、
結構、力はいるし、2本の形を揃えるのが大変です。
塗装など飾る要素が無い分、素材の良さと形がシンプルに伝わります。
たかが箸、されど箸ですね。

奥で、「わいはセンスない、アカンわ」なんて笑いながら、一生懸命削ってはります。
そんなことない、ちゃんと出来てたよ。

私の籠は、編みながら、全体を両手で締めて、形を整え、これで完成です。
最後に花生けのおまけまでいただきました。

竹ひご?を重ねて、編めば立体になるなんて、しなる竹ならではですね。
かなり面白かったです。講師役のワタナベさん、ありがとうございました!

道田:
「今晩、最初に箸をつける料理は何でしょうね?けっこう、それ大事ですよ。」

見学者:
「箸ひとつ、いうても難しいもんやな、竹林ばかりに向き合うのと違うて、面白かった。
家に帰ってご馳走あるとええんやけど(笑)。」

火あぶり見学して、手作業して、充実した内容で、皆さん満足そうでした。
私は、良質な竹材として出荷する、他にも、土産物としてのお箸に期待をしています。

NHKの朝ドラ「ちりとてちん」は塗り箸ですが、
高浜産で、高浜製の、素材そのものの良さを活かした箸なんて、
高浜町のアピールには、一番ふさわしいと思うのです。

若い人達にも、ぜひ来てほしかった。
またやるので、内浦地区とわず、多くの皆さんの参加を熱望してます。

さて、ここで三木竹材店を後にし、二条城に向かいます。
なんで二条城にいくの? 観光?

何をおっしゃる、最後のイベントが残っています。
その模様は、明日の第三弾で!(たぶん)

道田 淳

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