砂じまん

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ちょっと前ですけど「島じまん2010」に行きました。
東京愛らんどフェアと名打ち、
大島、利島、新島/式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、小笠原父島・母島
一列で入りきらんかったたですが、、
これらの島々を遊び、食べ、体感しよう!というイベントです。

会場は、駅でいうと浜松町から徒歩10分の竹芝桟橋です。
反対側を望めば、お台場へと繋がるレインボーブリッジあります。

伝統工芸体験コーナー、足湯コーナー、焼酎の試飲、スタンプラリーなんていうのもありますが、各島のブースが、メインステージを中心に放射状に並んでいます。

これは大島だったか、、素朴さ、可憐さに釣られて正面の方に移動しました。
この中にはご年配の方もいらっしゃるのですが、皆さんイキイキ。
フラを踊って、島のアピールして、拍手喝采を浴びてはりました。

各島のブースは、特産品は少し異なりますが、どこもこんな感じ。
やはり「くさや」をはじめ、海産物が主力の一つ。
改めて思ったのは「へしこ」もそうやけど、馴染みの無い人には、とっつきにくい商品。食べれば美味しいけど、初めての人にはパッケージを含め、切っ掛けづくりが必要です。

海だけでなく、山というのか、
フルーツや野菜などの農産物も沢山ありました。
こういうのを見てると、高浜町がブースで出たら、
何をどう並べば、魅力的に映り、手に取ってもらえるのか、とても気になります。

全ての島ブースを巡ると、一生懸命、島を売込む人達に出会います。
おそらく役場、観光協会、商工会といった面々。
大島であんこ衣装姿の女の子も一生懸命でかわいかったし、
小笠原のパプアニューギニアの人のような衣装で団扇を配っている人、
神津島の元気すぎる若者達、、、
印象に残る人達は沢山いましたが、一番来てよかったと思ったのは、この人です。

新島/式根島ブース、
正面ではなく少し奥に入ったところで、
園芸用の石や苗を担当されてるようでしたが、売ることなんてそっちのけ。

「私は新島と出会ってから人生が変わったの、癒されたのよ、
ホントにいいところだから、ぜひ来てみてちょうだい。」という感じで、
ひたすら新島の素晴らしさをアピールしてはりました。

ほんまにそうなんやろうな、と、
行ったことの無い私にも新島への愛が伝わってきて、素直にそう思えてきます。
しかもこの人は、元々島の人間じゃない!って言ってはりましたから、驚き!。

女性の手元を見て下さい。小袋がいくつかあります。
これは羽伏浦海岸といい、白い砂浜が7kmも続く、美しい浜辺があるそうです。
(新島には和田浜という名前の浜もありますよ)
オフィシャルなサイト 個人さんのサイト
この浜辺の砂を、軽石や貝殻も入れて、配ってはるのです。

石英質が多い(ガラス成分)、見事にキレイな砂、確かにミラクル。

特産物を町外で売る目的は、
収入は二の次で、やはり一つ目は町の魅力を伝えることのはず。
砂は売り物ではないしお金にはならんけど、
島の素晴らしさを知ってもらい、来てもらう糸口になるかも知れません。
少なくとも、私は興味を持ち、新島のことを色々調べました。

正直、砂浜の白さでは高浜は負けたな〜(笑)と思いましたが、
高浜白宣言が目指しているのは、物質的な白さではありません。
この女性が新島を好きなのと同じくらい、
高浜町にも高浜を好きな人が沢山いるのを知っています、なので安心。

話し変わって、
13日に、小惑星探査機「はやぶさ」が約7年にわたる長い旅をへて、
オーストラリア南部の砂漠に落下し、地球に帰還するそうです。
カプセルの中には、小惑星イトカワに着陸した際に採取したであろう、
ちり、あるいは砂が入っていることが期待されています。
往復40億キロも旅して、砂を運んでくるなんて、ドキドキしますね。

砂といえども、遠くの島の魅力を伝えたり、果てしない宇宙のロマンを伝えたり、
いろんな働きをしとるな〜と見直します。
どうかカプセルに砂が入ってますように!

* 12土曜は内浦地区に竹林がらみで、三木さんと伺います。
  来週は馬場さんの街角スナップをお見せします。

道田 淳

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