由布院

カテゴリー: トピックス

ただいま(3/28)高浜にいます。

今日の竹林整備報告の前に、
先週の大分県・由布院の土産話をほんの少しばかり。

よくある仕事半分、遊び半分の旅行だったのですが、
何もかもがスバラしく、いい経験になりました。

宿は、由布院御三家のひとつ「亀の井別荘」でした。
よかった!、ほんま、また泊まりにきます。

何においても、評価し始めると、細かいことを言うときりがないです。
しかし、この宿には些細な点や、趣向に合うか合わないかなんて気にさせない、
おもてなしの精神が、宿、人、隅々にしっかりとにじみ出ていました。

高浜が、これからの時代に目指すとすると、こんな宿かもしれません。
宿泊料が高いからとか、設備にお金がかかってるからとかは関係なし。

宿も庭も働いてるすべての人も、
由布院への愛と、ここへ来て下さる人への感謝の気持ちで一杯です。

例えるなら「究極の中庸」ともいうのでしょうか、
こんな宿は、特別の個性は見当たらずとも、飽きないでしょうし、また来たくなります。
(宿の魅力について話すと長くなるので、今日はパス、直接聞いて下さいまし)

手書きの募金箱がいい味を出してます。
由布院でも、そこかしこで見られました。
届け想いよ、被災地に。

この宿は広く、
様々なタイプの施設があります。
その一つ、戸建ての談話室で、
総支配人自ら、貴重なSP盤を85年前の蓄音機で聴かせて下さりました。
ステファノの歌う椿姫なんかは、音♪が身体にびしびし響き、聴き惚れました。

この蓄音機の針、鉄針と竹針(写真)があるそうです。
毎回、削り直すそうですが、鉄に比べると柔らかく丸い音。
手仕事が力を持っていた時代の本物は、命ある限り、その魅力は色あせませんね。

さて、
宿を出たあとは、今回の大きな目標の一つを達成することができました。
2/13開催した「まちづくり会議」のパネラーだった西原さんを訪ねました。
西原さんは、出事(でごと:地域のための仕事ですね)のときに、
様々な原木をもらってきて、こうして自然乾燥させて、お箸をつくってはります。

普段は見慣れない名前の樹々が並んでいます。
これら一つ一つを丁寧に丁寧に、お箸にしてはります。
私も「榊(さかき)」を一つ頂きました。

素朴で飾らない箸は、飽きがこず、長く使い続けられるはず。
これは、由布院を愛している宿、物、人の特徴なのかもしれません。

わずか20分ほどの滞在でしたが、、お会いできてよかった。
西原さんとは、まちづくりを縁に知り合いになりましたが、
本来はものづくり同士なので、好きな事について話始めるとお互い止まらないはず。

次回は、ものづくりの話も、まちづくりの話もしたいので、
たっぷりと時間をとって行きたいと思います。

西原さんご夫妻、いい笑顔。

ちなみに「まちづくり会議」の時は、キリッとこんな感じでした(笑)。
やはり地域をしょってる人は、一度はその地域で会っときたい。

お見送りも笑顔。
また来くるので、よろしくお願いします。

道田 淳

*西原さんのお店『箸屋一膳』はこちら。

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