2010 年 5 月の投稿一覧


電通36F

2010 年 5 月 10 日 | トピックス

うちの事務所は2階、電通ビルは46階まであり、今夜は36階でした。
並河さんが11火曜、12水曜と高浜に行くので、打合せをしてきました。

恋話から始まるという異色の展開でしたが(笑)、大事な打ち合せ内容は2つ。
< 1 白ファンド(白基金から改名)のスケジュールと内容について >
< 2 今月27木曜に開催されるまちづくりワークショップの進め方 >
わいわい言いながら、思考と試行を重ねています。
ちらっと、お土産の不二家のシュークリームとおかきが見えてますね(笑)。

去年、
白本を作りましたが、その中にまっ白な地図がありました。
頭の中に先入観で刷り込まれてしまっている高浜町の情報を、
個人的な好き嫌いをどんどん盛り込みながら一度見つめ直して、
新しい魅力を探してみよう!というのが地図が「まっ白」な理由でした。

今度の5/27まちづくりワークショップでも、大きな白い地図が登場します。
この地図に、今起きてる、あるいは未来の課題などをどんどん書き込み、
色を付けて、ポストイットを貼付けて、、、と情報を整理し、共有します。
そして町の未来へ向けての希望を引き出し、まとめていきたいと思っています。

私たちも、東京でリハーサルをするなど、これから準備をし、本番に備えます。
町民の皆さんも、かた苦しく考えずに、遊びにくるくらいのつもりで
参加してくれはると嬉しいです。できるだけ多くの意見が聞きたいです。

ところで、
高浜町で、高くそびえる景色といえば青葉山の標高693mです。
東京で今話題のスカイツリーは高さ600mを越えていますが、
東京都内なら、どこからでも見えるわけではありません。

東京で、遠くを見た時に見えるのは、どの町にも必ずある高層ビルです。
それが電通のある汐留(新橋)となると、そこらじゅう超高層だらけです。
でも高さ36階ともなると、その超高層ビルを見下ろせたりもします。

うちの事務所のある目黒区2階からはマンションとお寺しか見えません。
電通のある中央区36階に来るとシースルーエレベーターもありますし、
ザ都会といった風景が望め、ちょっと新鮮な気分になります。

でも、
都会的な風景を見た後は、馴染みのある京都の比叡山や、それこそ青葉山を見たい。
なんだか今月は1度しか高浜に行かないので、不思議な気分です。
その分、並河さんが月2回頑張ってくれます。よろしく!

では今月は、東京で白ブログのネタが尽きないよう頑張ります!
明日から2回連続で並河ブログをアップします。

道田 淳



白宣言取材 

2010 年 5 月 6 日 | メディア露出情報

GWの中日に京都で、高浜帰りの並河さんから
内浦地区のイベントで掘り出された竹の子をお土産にもらいました。

さっそく若竹にしてもらいましたが、
この時期だけの野性味あふれる滋味に富んだ味に加え、
内浦の風景や、人達の顔も浮かんで来たりして(笑)、
美味しかった! ご馳走さまでした!!

さて、
GWが明けて朝から連絡や対応に追われ始めました(08:50AM)。
宿題も仕事もブログもほっぽってるとよくない。。。

このブログも、
前回の「たかはま鮨」が書き掛け、
この「白宣言取材」も書き掛けのまま、
しばらくしたら外出し、高浜町のとりくみについて取材を受けてきます。
どちらのその後も近々報告します。

ーーー 帰ってきました! ーーー

午前中、雑誌「環境会議・人間会議」さんの取材を受けてきました。

昨年、取材を受けた「広報会議」では、キックオフ時の話で終わっていたのですが、
今回はその後の動きとこれからが6月発売の「人間会議」で記事になるそうです。

春に発売されたところの「環境会議」が机上にありましたが、
時代の先を見据えた骨太な雑誌でした。
ぜひ発売になる来月、ネットで先行予約をするなど、お手に取ってご覧下さい。

6月はひょっとすると、高浜町での取組みが、
少しですがテレビ取材を受け、放映されるかもしれません。
結果を生むには地道にやるしかありませんが、
それにしても取組み途中から注目してもらえるのは嬉しい!ですね。

道田 淳



たかはま鮨 

2010 年 5 月 1 日 | 名物つくりましょう

GW2日目の4/30、竹がらみでお世話になっている
三木さんとこで今年はどうするか?打ち合せをしてきました。

竹林整備から、ものづくりの現状、世界情勢、、
竹の有効活用から、ものづくりの現状、世界情勢、、
朝10時から16時すぎまで、竹の未来を思い描きながら、
がっつり&たっぷりと6時間話しました(笑)。
(たぶん、6月に視察がらみで来てもらう予定です。)

竹の話の前に、4/27〜28の「食」にまつわる報告です。
今回は大久保さんと、大久保さんの一押し料理研究家・松村佳子さんと一緒に、
高浜の食事情をリサーチすることが目的です。

今回は珍しく一泊二日、しかも来訪テーマは徹底的に「食」のみで、
いつもやっている会議らしきもんは一つもなかったんで、新鮮。

この一泊二日は、
町民の皆さんにはお馴染みの所ばかり、きなーれに道の駅、サニーマートにフクヤ(どちらもスーパーマーケット)、和菓子屋に洋菓子屋、名所に史跡、と移動しまくりでした。
その忙しい合間に、さらに忙しい野瀬町長の空き時間に滑り込んで、ご挨拶。

さて、二人は何を見つめてはるのか?

正解は、鮮魚コーナー一面に並んでいる高浜産の魚の種類をじっとリサーチ。
こんなに多種多様な高浜産の魚を見たのは初めてです。

その他にも、野菜、調味料、、、とにかくじっとリサーチ。
と思えば、夕方間近に大谷蒲鉾さんに滑り込みセーフで、

祝儀用の蒲鉾を見せてもらって、話し込んだり。
訪れたことのあるお店でも、視点が違うと見えて来る風景が違います。
まちづくりには色んな側面があり、楽しい。

この日は早めに、楽しみにしていた宿、登喜丘荘さんにチェックイン。

お待ちかねの夕食、味は品よく、愛情はたっぷり。
(道田さん的には、これじゃ量的に足りないでしょ?は愚問!)

しかも食材には、地元色がたっぷり。
へしこのうず巻き鮨は女将さんのスペシャル、
セリは田んぼから採ってこられて、
竹の子はこの日の朝取り、
みずみずしい若布はご主人がジョギングの際に海で発見、、、

リアルすぎる話もありますが(笑)、そこはみんなで大笑い。
どれもこれも都会に住む私にはうらやましい話ばかり。
高浜は、身近な日常にお宝がいっぱいです、どれも美味い。

いつもの高浜での夜のように、
お腹いっぱい酔っ払いではなかったけど、0時前に気持ちよく寝れました。
食事を通して何を伝えるかは人それぞれですが、
地元の旬の味を食べられる幸せはしっかりと伝わってきました。
ご馳走さまでした!

一日ご一緒した松村さんは、ほんま頼りになるスペシャリスト。
リサーチの一日目は終わり、本番は明朝です。

そのへんの続きはGW中に、書き足してアップします。
深夜2時、眠いので寝ます z z z z

完全にGWが明けてしまいました。
今晩、電通で5/27開催するワークショップの準備打ち合わせに行ってきます。
その前に、書き掛けをフィニッシュ!

朝起きて南側の窓から見えるのは、私たちの夕飯にも登ったであろう自家製野菜が獲れる畑。身の回りに海も畑も山もあるなんて、なんとシンプルですばらしい生活。

朝ご飯も、地のもの決集!という感じで、普通にこだわってはって美味しい。
この後に役場で「たかはま鮨」の試食会やのに、2杯頂きました。

朝食後、少し時間があったので、北側の松林を超えて、海にお散歩。
この、風景がす〜っと抜けていく感じがスキですね。

あいにくの曇り空でしたが、それでも遠浅の浜に美しい海。
幼稚園? かわいらしい一団を見ていると、「おはようございます!」と
次々に挨拶してくれます。うれしいので手を振ったところ、みんなフルパワーで
手を振り返してくれました(笑)。朝からいい出会いです。

初めて見ました、家の垣根が「ゆず」。
まん丸と大きく立派で値段もはる「ゆず」は見たことあります。
家のすぐすこにある、こういうことこそがほんまもんの贅沢なのでしょう。

28水曜10時から始まった「たかはま鮨」を食べながらの意見交換会。

へしこの渦巻きずし、鯖の棒寿し、煮鯖ちらしずし、ちらすずし、
炙りへしこずし、焼き鯖ずし、手まりずしetc…
ずらっと並んだ、色とりどり、味とりどりの「たかはま鮨」の面々。
写真には、一部食べたのに並んでないのもありますが、ご勘弁ください。

たかはま鮨というのは、
平城京跡地から、日本最古の鮨に関する木簡が出土しています。
この高浜に古代から鮨文化があったという歴史性に、
地元の皆さんが代々食べ継がれてる味やアレンジを加えた鮨を
高浜町のブランドとして、もり立てていこうという活動です。

私たちAD(アドバイザー)は鮨だけでなく、高浜の食全体を見つめて、
いいものを見つけ、必要なアレンジがあれば加えて、世に出していく。
そんなことを意識した、食からアプローチするまちづくりも考えています。
そのための助っ人が、大久保さん、松村さんです。

ちょうど26月曜まで平城京1300年祭にからんで
奈良のイトーヨーカドーで、高浜産直売会フェアなどもやられていたようです。
売り上げ、評判はどうだったのか、、、まだ聞いてないのですが、
今日のところは、住民の皆さんが頑張ってはる鮨を試食しながらの意見交換会です。

高浜町内で売るには抜群のセールスを誇る「たかはま鮨」の面々。
しかし、町外に持っていった時に購入されたお客さんに、
これまでと同様に喜んでもらうには、食材と酢の相性を考えるとか、、
魅せ方とか、、改良していけばとても良くなりそうです。

たかはま鮨の魅力の一つは、色々と味がある、このバリエーションです。
個別の講評なんかは特にしませんでしたが、今後接点を保ち続けながら
恊働作業をしたいと思います。

といいいながら話してたら、
「道田さんが食べたいと言うてはった『多比鮓(たいずし)』ありますよ」
と思いもよらぬ一言が! 「ぜひ、今、皆さんで食べましょう」と即決。

申し訳ない。。。
製法がちょっとわからんのですが、時代考証や調理法の検討を重ね、できあがったのが、この「多比鮓(たいずし)」です。鯛を塩、麹菌、古代米などに漬け込んだ保存食で、一種のなれずしです。詳しくは上記のpdfファイルの*5p以降を参照ください。

皆さん、これが平城京時代の味の再現です!
鯛の身は飴色に変化し、魚の西京焼のように、ねっとりとした舌触りと味。
驚くほど、旨い。これは万人うけする珍味になる可能性特大。

おっかなびっくり食べられへん人もいはりましたが、
皆さん興味津々でつまむわ、つまむわ、口々に印象の語り、
たかはま鮨よりも多比鮓で盛り上がってしまいました。

お鮨をつくって下さった皆さん、ありがとうございました!ご馳走さまでした!
大久保さん、松村さん、ご苦労さまでした!

今後の作業として、皆さんと共同で多比鮓を漬け込んでみるとか、、
色々と話は出てましたが、この日から2週間のメールのやり取りで、
いろんな可能性が見えてきました。

この段階で思いつきをべらべら発表するわけにはいかんのですが、
私が予想していたのとまた違う展開も見えてきました。
やっぱりその道のプロはスゴい。

まずは大久保さん、松村さんと作戦会議のためのスケジュール調整をせねば。
これからは高浜の「食」にも取組んで行きますのでよろしくお願いします!

*長っがいブログを読んで下さって、ありがとうござました。

道田 淳



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