名物つくりましょう の投稿一覧


土佐清水へ(1)

2011 年 11 月 28 日 | 名物つくりましょう

先週は、高知県土佐清水市にある第三セクターの
土佐清水元気プロジェクト」さんに行って参りました!

土佐清水市は高知県の南西部に位置し、高知空港から車で約3時間半かかる足摺岬と漁港で有名なところです。目的は、工場見学&たかはま鮨をお土産商品化するにあたっての試作&試食。現地で、「たかはま鮨ブランド化推進協議会」のメンバーの皆さんと合流!

東京からは、飛行機+高知空港からレンタカーを使って合計5時間くらいだったのですが、高浜町からは車で8時間!かかったそうです。おつかれさまです~!!

まずは、
元気プロジェクトさんの手がけていらっしゃる商品や成り立ち、今後の展望などもお伺いしました。

主力商品は、
土佐の清水さば漁師漬けセット」で、今年はKIRINのキャンペーン商品に選ばれたり、三越のお歳暮商品になったりしたんだそう。翌日のお昼に少しいただきましたが、特殊な冷凍技術を使っていることもあり、フレッシュさが保たれてとても美味しかったです。

今年三年目となる、土佐清水元気プロジェクトさん。
今ではいろんな売れ筋商品があって、業務用として全国のレストランやホテル、飲食店でお取引があるそうですが、最初は地元の野菜や魚をどのように商品化し ていくか、、何度も試作し、試行錯誤しながら200~300種類以上の試作品を作って、今の商品群をそろえていったんだとか。。みなさん明るくお話してくださいますが、そこには大変な苦労があったんだろうなーと推察されます!でもいいものができるまでやり続ける!という力強さやパワーをたくさんいただき、その姿勢自体が勉強になると同時に、私たちも頑張らなくてはと思いました。

お話の後は、早速工場視察へ!

衛生服を着て、マスク・帽子をつけ、手洗い、アルコール消毒、エアシャワー、長靴の消毒と、衛生面を完璧にして、工場内に入ります。
(笑顔で写真に写る高浜町の旅館の女将さんたち)

こちらは、魚をさばくところ。
朝のうちに水揚げされた魚は午前中のうちにここで捌かれるとのことで、私たちが伺った午後には、こんなきれいな状態でした。

こちらはレトルト殺菌する機械です。
(案内してくださったのは、元気プロジェクトの商品開発課長の池さん)

100パックを同時に高圧殺菌できるそうです。
レトルトをかけると、当然ながら食感や味が変わってしまうものなのですが
そのあたりを考慮したうえで着地点を見つけて、商品化していきます。

それではここからは、たかはま鮨の試作の様子です。
まずは焼き鯖作り。-40℃で急速冷凍して保存してあったゴマサバをコンべクションオーブンで焼き、、

焼きあがった鯖の皮をはいで、丁寧に手でほぐしていきます。

フレーク状にした焼き鯖を調味料で炒り付けます。

出来上がり!

この焼き鯖に加えて、たかはま鮨の具となる人参、干しシイタケ、かんぴょう、酢レンコンの分量をそれぞれキッチリ量って、レトルトの袋に手作業で入れていきます。

鯖の分量を変えたもの、鯖入りで野菜のみ入れたもの、出汁を変えたもの、、、と数種類を数パックずつ作り

パウチします。

パウチされたものを、先ほどのレトルト殺菌する機械にかけてできあがり!
結果はいかに?! 試食会は翌日のランチです。

そして、
こちらはこの日の夕食の一部。土佐清水自慢のお魚たち~

ここでしか食べられないという、
ハガツオに清水鯖、ボッポ貝にイセギ、ヒラなど食べたことがないお魚ばかり!
特に新鮮な清水鯖のお刺身がおいしくって、モリモリいただいちゃいました^^;
日本海側のお魚とも違って、高浜町の方々も興味津津でした。

焼き鯖寿司

鯖だけ焼くのではなくごはんごと焼かれてました。

メジカ(宗田ガツオ)

お酒のおつまみに最高!
清水港で獲れる新鮮海の幸がどれもこれもおいしくって食べ過ぎました・・・。
そして地元の方はめっぽうお酒が強い!
土佐清水市長ともご一緒させていただきましたが、
74歳とは思えない飲みっぷりにオドロキました。。
(しかもお強い。。)

おいしいものをたっぷり食べ、おいしいお酒を飲みながら、高浜町と土佐清水との人的交流をはかりつつ、、夜は更けていくのでした。

つづく・・・

大久保 郁織



町の地図制作部隊

2011 年 11 月 14 日 | 名物つくりましょう

10月の18日、19日。
見事に晴れた高浜町に、
町の地図制作部隊の
田中偉一郎と、デザイナー辻口氏、
デザイナー蓑原氏、デザインプロ営業の川島氏で訪れました。
私以外の3氏は、初来町。
地図の下地をつくっているので、たたき台のデザインを片手に
道を楽しみながら役場へプレゼンに向かいます。

いきなりですが、
意外とこれが、楽しい。地図が合ってる感じ、地図のしかけ、実感できる!
そうやって地図が面白いように機能して、城山海水浴場まで散策、実地調査。
明鏡洞も天気がいいせいか、すごくクッキリ見えました。3氏感動。
事前に色や形は練っただけあって地図の機能性は
まあまあ担保できてるな、という印象。
ここも地図に反映できるな、あそこも地図に反映できるな、と歩みをすすめ、
その自信を持ってプレゼンへ向かいます。

役場でのプレゼンは2時間ほどで充実していました。
仲野さんはじめ、役場へのたずね道で電話をよくとられる女性職員の
4名の方にも感想とアドバイスを受けました。

高浜町は、年間通して、ものすごい数のイベント、お祭りがあります。
地図というものも刹那的に捨ててしまうものではありませんから、
年間通して楽しんで使えると良い。
そこで、高浜のにぎわいが1年まるごと感じてもらえる1枚絵の地図、
というコンセプトでできているのですが、そこは好印象。
さらにいいアドバイスがいただけて、改善点も見えました。
観光協会の方からの意見は追ってきかせてもらう段取りに。

プレゼン後は陽が落ちるまで、地図を片手に町を実地調査。
仲野さんに車で案内していただき、国道中心に、町全体をまわりました。

国道沿いの交差点名は、地図に反映させたい、というのが第一印象。
さらに青葉山のふもとや、和田のわかりにくいところを重点的に見てみると、
やはり、昔の地図、WEB上の地図では、つかめないところがありました。
地図に反映です。
登山道入り口などは、たたずまいがわかりにくい所もあって、難しい。
でも、その秘境っぷりも含めて地図に反映できるかも。

事前にかなり厳密に道起こししたので
間違いはほとんど無いのですが
むしろ、高浜町特有の細かい道を描きすぎると
わかりにくくなることも大きな課題です。
地図に反映ですね。

そして食事は、もうおなじみ「のぶ幸」ですが、
実はランチでおなじみだっただけで、夜は道田淳、田中偉一郎ともに初めて。
鮨の開発で来町している同席した松村さんと大久保さんの
調理法でうま味を増したスキヤキ&しゃぶしゃぶをいただきました。

たらふく堪能し、スキヤキのタマゴが1つ余ったので
田中が手で持って帰ろうとすると、
なんと、
そこから、
道田さんは、あのカツカレーうどんをたいらげるという快挙に出ます。
なんというやりきり精神でしょう。
地図の作業にも反映して、やりきり、ですね。

宿までの帰り道、暗い国道で、
田中は深さ1メートルほどの側溝に足を滑らせ、落ちました。
しかし、本人もタマゴも守りきり、無傷でした。
こういうのは、、、地図に反映できないか。

地図、年明けにはできるかと思いますが、乞うご期待です。

田中 偉一郎



たかはま鮨 レトルト試食会1st

2011 年 11 月 1 日 | 名物つくりましょう

先月半ば、久しぶりに高浜町に行ってまいりました!

目的は、名物・たかはま鮨のお土産品を作るため、
レトルト商品化を計画しているのですが、その試作品の試食会です。

レトルト商品は4種類 ↑

具材は、ニンジン、シイタケ、かんぴょう、酢レンコン。
松村先生自ら、それぞれを別々に炊いたものを合わせて、
寿司酢とともにレトルトをかけたものです。

レトルトをかける時の温度と時間を変えたもの
鯖入り、野菜のみのパターンのそれぞれ2種類ずつと、

さらに市販品をこの中から2つ。

奥に見えるのは寿司酢のボトルですが、こちらも試作品で、
・上品な甘さ
・甘さ控えめ
・少し甘め
の3種類をメーカーさんに作っていただき、
具材なしで寿司酢だけをご飯に混ぜた寿司飯も食べ比べてみました!

条件はすべて同じにして、ご飯の量はきっちり測って具材を混ぜ込みます。

試作寿司飯4パターン、市販の寿司飯2パターン、具材なしの寿司飯3パターンと
合計9パターン!!のお寿司をたかはま鮨メンバーの方々と食べ比べです。

たくさん食べていると味がわからなくなってくるので、
食べたらすぐにメモ。

また具材を混ぜ込んで時間が経ってくると、温度も変わって味もなじんでくるからか
最初に食べた時の印象と変わってきたりもします。

食べ終えて、各自どれがおいしかったか
寿司飯のみだとどれが現状食べられているたかはま鮨に近いか、
具材は鯖入りの方がやはりいいなど、発表&ディスカッションタイムです。

現在でもきっちり決まった「たかはま鮨」があるわけではないので、
各家庭それぞれのたかはま鮨をどのように定型化し、
メンバーはもとより高浜町のみなさんが納得する味に仕上げて
販売していくか・・。。
それぞれ好みの味も違いますし、
受け入れられる味というのがどういう味なのか?
という視点も必要で、議論は白熱化しました。

お酢や鯖を別にするなど、パッケージや売り方のアイディアなども積極的に出て
なんとなくの方向性もまとまり、この日は終了!

次回は今回出た意見を元にさらに修正をして、再試食と言う運びになりました。

だんだんとものが形になって行く過程は楽しいもの。
すでに完成が楽しみです~^^

この日の夜は、地図チームと合流してのぶ幸さんでお食事!
夜にのぶ幸さんに行くのは初めてです。

ちょうど8人いたので、しゃぶしゃぶとすき焼きをテーブルごとに注文しました~。

私はすき焼きチーム。

今年の秋初のすき焼きを堪能しましたよー!

大久保 郁織



高浜町のグルメ@ みなと区民まつり

2011 年 10 月 10 日 | 名物つくりましょう

白クラブのブログ読者のみなさま、
三連休はいかがお過ごしですか?

今年は月一ペースで高浜にお邪魔しております、
宮下でございます。

季節はすっかり秋に移り変わりまして、
自分もそうですが 周りには風邪を引く人もちらほら。

「夏の海は良かったなぁ〜」なんて、
高浜の旬の季節が終わったと思っている方、いませんか?

それは、間違いです!!
高浜のご当地グルメはまさにこれからの季節が旬!とも言えます。

違うといいながら、少し控えめなんですが、笑
三連休の土・日には高浜の隠れグルメともいえる、
宮崎食堂のホルモン焼きそばが、
東京は増上寺界隈で開催された「みなと区民まつり」でお披露目となりました。

会場には、福井県の他の市町村をはじめ、
北海道の常呂町やら日本各地のご当地グルメが出店!

B−1のおかげで、ようやく日の目を見ることが許された、
地産地消!ご当地の飾らないグルメをいろいろ味わうことができました。

鯖を丸焼きや、ホタテ!、鮭の白子を炒めたものなど、
素材の旨みが溢れんばかりのメニューがずらり〜で、たまりません!

次々にせまり来る誘惑と葛藤しながら、
会場を奥へと進むと、一番はしっこについに発見!
高浜町のブースにたどり着きました。

トチューダーもお目見え!
3兄妹のPOPが素敵な感じに。

他のブースと比べても、異色なテイストは目を引きます!

が、込み合った会場では飲み物ってわからなかったかもしれないなと、
今になって思いました。

会場にはドリンクを売ってるところがあまりなかったので、
大きなチャンスだったかもしれません。ひとつひとつ気付きがあります。

それはさておき、
今回にかけた意気込みが伝わるのが、ブースの横断幕!

道の反対側からでも視認できるほどの、
ド派手さで、すっごい目立ってます☆

ん?写真だと見にくいですかね?
会場ではこんな感じ。

かなりのインパクトです!

いよいよ本題ですが、
今回はこのホルモン焼きそばを美味しくとってブログで紹介するように!
という、道田総監督からのオーダーでして、
人目を少しははばかりつつ、美味しい瞬間を求めてせっせと撮影。

青空の下で爽快に焼かれる焼きそば!
なんだか清々しくて、宮崎食堂でのそれとは違う雰囲気です♪

ホルモンの旨みが絡みあって、
濃厚な味わいに…

でも、お隣のくしかまぼこも秘伝の?タレに漬かって、
あぁ、こちらもたまらなく美味しそう…

午前中にも関わらず、
匂い?を嗅ぎつけた人たちがブースに引き寄せられてきます。

ん〜、ホルモン焼きそばやっぱりうまそー!!

ブースもすっかり活気づいてきました♪

次々に量産される、ホルモン焼きそば。

時間も11時をまわり、
お年寄りの多かった会場も、多くの人で賑わってきたようです。

と、気がつけば、
ブースのまわりにも人だかり!

結局、道田さんが来る前に、150食は完売となりました!
いや〜、盛況で何よりです!

休日・祝日をいとわず、
いつも現場で町おこしに奔走される仲野さん、
この度もお疲れ様でございました!

そして、このブースに関わった、
高浜町およびその関係者の皆様も本当にお疲れ様です!

現場に来ると気付くこと、いろいろあります。
また、この経験を高浜町のまちづくりに生かせればと思います。

ダメ押しの1枚!笑

文・撮影:宮下直樹



孟宗竹、第二世代 

2011 年 9 月 16 日 | 名物つくりましょう

本日、といいながら1ヶ月放ったらかし。。

今年も内浦地区・鎌倉にて、
孟宗竹の竹林整備&切り出しを皆さんとやりました!
やってることはそんなに変わらないけど、継続は力なり!

去年の竹林整備はこんな感じでした。
火あぶりって何?ちょっと復習してみましょう。

夏の時期は、孟宗竹の切り出しの季節です。
今年も去年と同じ、内浦地区の鎌倉にあるモデル竹林に集合しました。
竹竹クラブの皆さん、
町役場と県庁からも!担当部署の方、
京都の三木竹材店の皆さん、
それに、ついこの前20歳になったばかりの若もんが来てくれました。
(Q.さて、若もんは写真のどこにいるでしょう?)

久しぶりに来たら、やはり荒れてました。。
しかし、皆さん1年分といはいえ、キャリアを積んで来ているので、
搬出のための道を残し、その道を塞いでいる枯れ竹を伐採するなど、
何もいわないでも、作業が進み、呼吸が合ってます。

「竹は上からノコで切っていくと、
 じきに重みで刃が挟まれて、動かなくなるんで、
 下を支えてやらんとアカンよ…」
なんて、初参加の人も丁寧に教えてもらってます。

しぁあない。周囲にこれだけ竹林があっても、
本格的な伐採をする経験なんて、まずないですから。

三木竹材店コンビが、立派な竹を切り出してますね。
その手前にある、倒したり伐採した竹は、場所場所で集めておきます。

その時に注意すべきこと2つ。
1つは、竹は同じ方向に重ねておかないと滑って危ない。
2つめ、できるだけ竹が地面に接するように積んでおかないと
    腐さって、土に還っていかない。

1時間ほど作業をしたら汗だく。
この日は東京駅で買って来た東京バナナ・キャラメル味を
皆さんとつまみながら、わいわい意見交換。

さてエネルギーも補充し再開!

三木竹材店の番頭さんが、
半月鎌をテンポよく操りながら、枝をキレイに落としていく様に
今年も見とれてしまいました。

あっという間に、枝の小山ができます。
これも同じ竹のものを一カ所に集めておくと、そのうち葉が落ちて、
立派な竹垣の材料になります。捨てるとこないですね。

暗かった竹林にも、ほどよい日差しが差し込んできました!

A.初参加の若もんです。

ノコギリ片手に、次の作業をどうするか悩んでいるようでしたが(笑)、
地域のために未知の活動に参加しようと飛び込んだこと、それが素晴らしい。
若い、というだけで、それは一つの特権です、がんばれよ〜

いってこい孟宗竹!
京都で火あぶりされて、立派な材料になって戻ってこいよ。
まるで鮭のようだ(涙)。

でも今年は去年に比べると太い竹が減りました。
来年は、去年、今年と整備したエリアの竹の成長を見守りつつ、
来年は、もっと奥の方まで伐採整備していかないとあきません。

トラックのすぐ横にあるのは、
左の白い札は許可証。右の黒い檻は猪の捕獲用です。
この地区の鳥獣被害は深刻です。

3時間弱の作業を終えて、公民館に戻ってきました。
左の2本は、去年伐採し、火あぶりした高浜産の白竹。
右の1本は、火あぶり済みの胡麻竹で、
胡麻竹の作り方を説明するために三木さんに持参してもらいました。

湯抜きの白竹にはない、火あぶり特有の艶。
少しづつ白竹を貯めていって、、
町家改修なんかに使いたい、新しい土産ものを作りたい。
・・・・・・夢はふくらみます。

皆で汗流し、同じ作業をやり遂げたあとの喜び。
やってると、儲かるんですか?と質問されますが、
なんでも最初から儲かるもんはないはず。

まだまだ最初の2歩くらいですが、
継続して取り組んでいきたい、皆、そう思っています。

*年末にも伐採をし、竹垣を製作しようと計画中です。
 興味津々の方、ぜひご参加ください。

道田 淳



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